麦飯石の歴史を知ろう
麦飯石(バクハンセキ)の歴史は、とても古いものです。
まず、歴史の古い中国から。
宋の時代、西暦1061年に書かれた本で、漢方薬に関する内容を記した
『本草図経』という文献に登場しました。
そこでは、石薬(石を材料とする薬)として紹介されています。
皮膚病や腫瘍の吸出すための薬として、珍重されていたと言われています。
また、さらに中国では「料理石」とも呼ばれていて、
食品の香りや、素材の美味しさを引き出す石として
料理に使われ珍重されています。
さて、日本ではどうだったかというと、
江戸時代になると、将軍家で使われていたと言われています。
古い文献には、実際には、皮膚病、特に化膿止めとして
重宝されていたことが記されているそうです。
麦飯石という名前は、麦飯(ムギメシ)に似ていることから
バクハンセキと呼ばれ、日本でも定着しました。
ちなみに中国でも同じ呼び方で流通しています。
現代の日本では、岐阜薬大や三重県環境衛生センターなど、
麦飯石についての近代的な研究が行われているそうです。
そして、麦飯石の優れた特性がいろいろと解明されていますが、
まだまだ可能性を秘めた石として、その研究は急がれています。
現在の麦飯石の利用方法については
主に入浴剤、水質調整剤、土壌改良剤、動物飼料添加物として
使われているのが知られています。
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